公務員試験は女性が有利?優遇?男性は面接で不利?
女性の積極採用(有利・優遇)は政府の公式見解!
(女性が輝く日本)
全ての女性が活躍できる社会を創る。これは、安倍内閣の成長戦略の中核です。
仕事と子育てが両立しやすい環境を創ります。「小一のカベ」を突き破るべく、一次内閣で始めた放課後子どもプランを着実に実施してまいります。
家族の絆を大切にしつつ、男性の育児参加を促します。育休給付を半年間五十%から六十七%に引き上げ、夫婦で半年ずつ取得すれば一年間割増給付が受けられるようにします。
子育てに専念したい方には、最大三年育休の選択肢を認めるよう経済界に要請しました。政府も休業中のキャリアアップ訓練を支援します。一年半でも二年でも子育てした後は、職場に復帰してほしいと願います。
子育ての経験を活かし、二十億円の市場を開拓した女性がいます。子育ても、一つのキャリア。家庭に専念してきた皆さんにも、その経験を社会で活かしてほしい。インターンシップや起業を支援します。
女性を積極的に登用します。二〇二〇年には、あらゆる分野で指導的地位の三割以上が女性となる社会を目指します。そのための情報公開を進めてまいります。まず隗(かい)より始めよ。国家公務員の採用は、再来年度から、全体で三割以上を女性にいたします。
実際に、極端なものでは
- 女性の面接倍率が1.5倍
- 男性の面接倍率が7倍
といった試験もあります。
こうした現状を
- ラッキーだと考えている女性
- 不安に思っている男性
がそれぞれ少なからずいることでしょう。
よって、この記事では、
- 女性に有利な試験
- 男性でもそこそこ平等に扱われる試験
これらを検討します。
女性に有利・優遇な試験
まず、一般的に県庁などの地方上級試験と市役所や区役所の試験は地区にもよりますが、結構露骨に女性の面接倍率が低い試験を行っています。文字だけ見ても分かりづらいと思うので画像とともに見ていきましょう。
千葉県庁の男性・女性の面接倍率 () 内が女性の数
- 男性 二次受験者196 合格者124 倍率1.58
- 女性 二次受験者64 合格者57 倍率1.12
和歌山市の女性・男性の面接倍率
平成27年度和歌山県職員採用Ⅰ種試験、資格免許職職員採用試験の実施結果
- 男性 二次受験者24 合格者8 倍率3
- 女性 二次受験者5 合格者4 倍率1.25
愛知県庁の女性・男性の面接倍率
試験実施結果一覧 | 試験実施結果(データ) | 試験案内 | 愛知県職員採用情報
- 男性 一次合格者223 最終合格者134 倍率1.66
- 女性 一次合格者75 最終合格者61 倍率1.22
特別区の女性・男性の面接倍率
- 男性 二次受験者2011 合格者1006 倍率1.99
- 女性 二次受験者961 合格者733 倍率1.31
また、近年は国家一般職試験でも差が激しい。
国家公務員採用一般職試験:関東の男性・女性の面接倍率
- 男性 一次合格者1826 最終合格者1210 倍率1.56
- 女性 一次合格者897 最終合格者695 倍率1.28
女性の有利・優遇が少ない試験
市役所や県庁で、男性の面接倍率が女性と同じくらいという試験はもうほとんどないといっていいでしょう。しかし、国家系の試験はそこそこ平等に扱われるようです。
国家総合職試験の男性・女性の面接倍率 総計を計算しています
http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sougousyoku/daisotsuteido_sougou/sougou_daisotsu_kekka_28.pdf
- 男性 一次合格者2023 最終合格者1025 倍率1.97
- 女性 一次合格者660 最終合格者347 倍率1.90
財務専門官試験の男性・女性の面接倍率
http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sennmonnsyoku_daisotsu/zaimu/zaimu_kekka_28.pdf
- 男性 一次合格者728 最終合格者360 倍率2.02
- 女性 一次合格者301 最終合格者168 倍率1.80
総括
女性優遇はある。ただ、国家系の一部試験はそれほどでもない