各科目の優先順位・順序
公務員試験の勉強には優先順位がある!
公務員試験の科目優先順位(勉強順序) を検討します。
なぜ勉強の順序を検討するかと言えば、順序良く勉強をする事で効率良く勉強をでき、無駄な時間を省く事ができるからです。
英単語が全く分からないのに
英文を読むのは不可能
ですよね?
だから、英語も長文の前に単語の勉強をするはずです。
これは極端な例にしても、科目数が非常に多く時間が限られている公務員試験において、効率良く勉強をする事は非常に大切です。
科目毎の勉強法は後の記事で書く事にし、
- 法律科目の優先順位
- 経済学科目の優先順位
- その他専門の優先順位
- 教養科目の優先順位
- 全体の優先順位
を順に検討します。
科目優先順位:法律科目
憲法→民法→行政法→他
憲法最優先の理由
- 判例問題が多く、具体例とセットで覚えられるor覚える必要があるため忘れにくい。
- 行政法・行政学・政治学・民法などで憲法の基礎的な知識がないと理解できない分野がある。
- どの専門試験でも出題される
忘れにくい科目、基礎科目は先にやるのが鉄則。
憲法の次に民法優先の理由
- 民法が私法の一般法であるため、行政法の深い理解には民法の知見が前提である
- 特別区と国家で民法が2科目(10題) として扱われる。
- 事例問題が多く、直接的な暗記は少ない。
以上3つの理由から、憲法の後は民法。
商法をやる人がいるならば、民法の知識が必要のため必ず民法の後に商法を。
科目優先順位:経済学科目
ミクロ→マクロ→財政学→他
ミクロ→マクロの順にやる理由
- ミクロで経済学的な考え方の基礎を学ぶ
- マクロは国など大きな視野で経済を分析するのだが、その際に個人や企業など個々の経済主体のミクロ的な理論を知っている事が前提となる。
経済学の後に財政学をやる理由
- 経済学(原論・ミクロ・マクロ) - 公務員試験の参考書と勉強法-独学式-で述べたとおり、財政学はスー過去改訂後(2月) にやる
- 財政学では、ミクロやマクロで学ぶ論点の個別の論点を深く掘り下げる分野がある事
以上2点より財政学は経済学の後。
科目優先順位:その他専門科目
政治学→行政学 経営学→社会学 国際関係→その他
政治学最優先の理由
- その他専門では最も多くの試験で出題される
- 教養の社会科学や時事の深い理解に繋がる
- 行政学や社会学に政治学と被る分野がある
政治学の次に行政学・経営学優先の理由
- 政治学の次にその他専門での出題が多い
- 行政学政治学憲法行政法経済学との関連がある
社会学と国際関係
- 上記専門の次に出題試験多し
- 上記専門試験や教養科目との関連あり
科目優先順位:教養試験科目
数的処理→英語→他
数的処理最優先の理由
- 出題数が多い(配点の約3分の1)
- 問題を解きながら解法を学び、エピソード記憶が刺激される事から長期記憶が身につき忘れにくい
これら2点より、数的から。数的を得意科目にしてしまえば、後にやる知識分野にかかる負荷も減る。
数的の次に英語優先の理由
- 長文形式であり覚える事が少ない。
- 出題数が多い。
- 数的と英語以外は暗記ものが多く忘れやすい。
以上3点より他の科目より先に勉強する。知識分野は忘れやすいので一番最後。
科目優先順位まとめ
目指す所にもよるが偏りをなくすため、
- 憲法行政法民法
- ミクロマクロ
- 数的処理
これらを優先的に平行してすすめ、年末までにはこれらが終わるように勉強する事が望ましい。①〜③が出来れば殆どの試験を併願する事ができ、それなりに点も稼げるため他科目はこれらを完璧にするまで放置しておいてもよいくらい
優先順位の数値的検討
スケジュールサンプル