既卒・高齢は不利になるか
既卒・高齢は公務員試験で不利になるか?
この記事では、公務員試験に落ちてしまった方や民間からの転職を考えている方が最も心配する事であろう、『既卒・高齢が公務員試験で不利になるか』を検討します。
“頑張れば大丈夫”といった精神論や“優秀なら大丈夫”といった一般論をのたまっても意味がないので、実際の大学の就職データや役所の採用データを例として複数個検討し、後はみなさんの判断に任せる事にしましょう。
ただし必死に検索しても4つしか見つからなかったので、データとしては物足りないものになっています。
大学の就職データ・役所の採用データより
x大学の新卒・既卒内訳
国家一般職しか内訳が書いてありませんが、
新卒17・既卒16
のようです。五分五分というところでしょうか。
y大学の新卒・既卒内訳
https://spirit.rikkyo.ac.jp/career_resource/2014official.pdf
こちらは詳細な内訳が書いてあります。データの多い国家一般職を対象とした場合、
新卒358 既卒235
のようです。 3対2程度で新卒の方が多いようです。
m大学(国立大学法人採用試験より採用)の6年間分の新卒・既卒内訳データ
こちらは公務員試験の1つである、国立大学法人採用試験から採用される某国立大学の採用データです。こちらのデータによると、
新卒49% その他51% のようです。
一応国立大学法人は、新卒・既卒関係なく採用
するという公式の見解もあります↓
Q 既卒者と新卒者で、また理工系大学の学生が事務区分を受験することに対し、有利・不利はありますか?
A 各機関は面接考査等により採用候補者を総合的に判断して採否を決定しますので、既卒者・新卒者による有利・不利は全くありません。また、事務職員の仕事について、理系的な発想も必要とされているので、理工系大学の学生が事務区分を受験することについても、有利・不利は全くありません。
n省庁の新卒・既卒データ(国家公務員試験より採用)
こちらも、公務員試験の1つである行政系試験から採用される某省庁のデータ。このデータによると、
新卒94% 既卒6% のようです。
既卒・高齢が不利になるかまとめ
この4つのパターンでは、新卒でも既卒でもどちらも採用されているように見えます。みなさんはどう感じたでしょうか?