参考書は最新のもの・改訂版を使うべき?
公務員試験の人気テキストである、クイックマスター(以下クイマス)と解法の玉手箱が改訂されました↓
改訂前のものを買ってしまった人や中古で改訂前のものを買おうとしている人など、公務員試験の参考書については、
- わざわざ改訂版のものを新しく買うべきなのか
- 古いものでよいのか
など新旧について不安になる人は多いと思います。そこで今回の記事では公務員試験のテキストは改訂版を買うべきか、そうでないのかを解説していくことにします。
改訂版を買うべきかは科目によって違う
結論からいうと、改訂版を使うべきかは科目によって異なります。したがって、以下では科目毎に改訂版を使用するべきか古いもので良いのかを見ていくことにします。
時事・財政学・行政法の参考書は改訂版を使う
これら3科目は最新の参考書が必須。
時事に改訂版が必要な理由
時事は、昨年度の予算データや白書など最新の論点から出題される問題が多数を占めます。よって、改訂版を使うのがベストでしょう。
わざわざあまり出ない古い論点が載ってあるものを購入するよりは、毎年2月頃に発売される時事の良書である速攻の時事改訂版を待つことをおすすめします。
詳しくは下記にもまとめました。
行政法に改訂版が必要な理由
行政法も、改訂版が必要です。行政法に改訂版の参考書が必要な理由は、2016年度に行政不服審査の制度が改正されたためです。私の受験した2016年度は改正された年ということもあって国家総合職の問題でしか、不服審査に関する問題は出てきませんでしたが、恐らく今年度からはそれなりの出題があると思います。よって、改正後の不服審査制度の情報が載っているテキストを用いた方が良いでしょう。
一応、スー過去↓
にも改訂後の内容は少し記載されていますが、
不安であれば改訂版のクイマス↓
を使用した方がいいかもしれません。
財政学に改訂版が必要な理由
財政学の出題論点は大きく分けて、
- 昨年度の国家予算・国家歳出など時事的な分野
- 日本の税制度・税理論など財政学独自の分野
- 公共財など経済学の各論分野
以上3つとなっていて、この1の時事的な論点は、基本的に新しいデータからしか出題されません。よって改訂版が必要です。
詳しくは下記にもまとめました。
法律科目はなるべく新しいもの!その他は5年以内に発売されているかを目安に
その他の科目や参考書も新しいに越したことはありませんが、法律科目以外は古い参考書でも全く問題なく使用できると思います。なぜなら、法律科目は上記で述べた行政法のように法制度の改正に伴って内容が変化したりすることがあるものの、他の科目ではほとんどそういった事がないからです。ただ、特にスー過去やクイマスのような過去問が載ってある本は、最新の傾向を掴むためにも5年以内程度に発売されたものを選ぶ方がよいでしょう。 ちなみに、民法も近々改正されますが、まだ改正されてないので買い換えなくていいでしょう。