人文科学 (日本史・地理・思想・世界史)
この記事では、人文科学(日本史・世界史・地理・思想)の勉強法と参考書についてまとめます。
はじめに:クイマスとスー過去
公務員試験の問題集であるクイマスとスー過去。両方とも、
- 過去試験の分野別出題頻度
- レジュメページ
- 問題(過去問)ページ
- 解説ページ
と4つのカテゴリで構成されているのが特徴。
公務員試験は過去問の研究が最大の対策法である事から、独学の場合にはこのどちらかのテキストを用いることが基本です(詳しくは参照記事へ) 。
人文科学に関しては、レジュメの量・網羅度が共に高いクイマスを使いましょう(以下で紹介するダイナビでもいいでしょう) 。
スー過去の場合、人文科学4科目がこのように(公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 人文科学) 1冊にまとまっているわけですが、クイマスは、人文科学が
- 日本史・世界史
- 地理・思想
の2冊に分かれています。
その分、レジュメと問題量が豊富で便利な訳です。実際にスー過去の教養本は科目を詰め込みすぎて、レジュメが1ページしかない分野もしばしば。
それに対し、クイマスの教養本は重要事項が丁寧にまとめられているページ(=レジュメページ) が1分野ごとに4ページ程度あります。
多くの用語を覚える必要がある知識分野で、レジュメページが多いのは本当に助かります。
また、もう1つのクイマスのメリットとして、各分野の章末に簡単な一問一答形式の確認問題が設けられている点です。この章末チェックは、用語暗記の多い知識分野では重宝します。
ただしクイマスは、レジュメページが豊富といえど、問題ページがメインなので、特に歴史科目の場合は流れを把握しにくいというマイナス面もあります。よって、初学の歴史科目に手を出す場合には解説の豊富な導入本(センター本)をこなしてからクイマスに進みましょう。
つまり、勉強手順は下記のようになります。
人文科学(日本史・世界史・地理・思想)は何科目やるべきか
人文科学に関しては、大学受験での科目選択や文理が理解度や理解時間に関わってくるので、何科目をやるべきというのはありません。
ただ、公務員試験全般の合格確実ラインが7割である事を考慮すると、数的など他の科目と合わせた上で27/40くらいは取れるようにしておくのが目安。
それゆえ
- 数的が致命的にできないから、世界史・日本史・地理・思想全て やる
- 自然科学や数的ができるから、地理・思想だけやる
のように比較衡量した上で各自決めてください。
人文科学(日本史・世界史)の参考書と勉強法
日本史・世界史の勉強手順:初学=センター本→クイマス or ダイナビ,既習=クイマス→過去問orダイナビ
上記で述べたようにクイマスのレジュメは用語が並べられているだけなので、歴史科目のの場合流れが分かりづらく理解しにくいです。
よって初学の場合は、クイマスをやる前にセンター対策の本をやりましょう。
センター対策本は、高校生向けに書かれているので解説が丁寧で流れも理解しやすいです。
また、対象がセンター試験(高校の教科書レベル)なので無駄な部分も少なくスラスラ読めます。
センター本が終わったらクイマスをやりましょう。
公務員試験 過去問 新クイックマスター 人文科学I(日本史・世界史) 第6版
posted with ヨメレバ
東京リーガルマインド LEC総合研究所 公務員試験部 東京リーガルマインド 2016-10-28
人文科学(地理・思想)の参考書と勉強法
地理・思想の勉強手順:クイマス→過去問
地理と思想に関しては、範囲が狭く歴史のように流れで困ることもないため、クイマスのレジュメページと章末チェックだけで必要事項が殆ど抑えられます。
導入本をやるメリットはあまりないでしょう。
私は、クイマスだけでいいと思います。
公務員試験 過去問 新クイックマスター 人文科学II (地理・思想・文学・芸術) 第6版
posted with ヨメレバ
東京リーガルマインド LEC総合研究所 公務員試験部 東京リーガルマインド 2016-12-02
ダイレクトナビのすゝめ
クイマスが終わった後の知識補強または、過去問研究の代替に便利なのがこちらのダイナビ。
実際に出題された過去問を解きながら、重要事項を確認できます。
- 過去問をいちいち研究するのは重い
- 得意科目にしたい
といった方にはオススメ。
間違えている選択肢の用語は赤色で二重線が引かれ、正しく書き直されているので、
赤シートで隠して問題を解き
赤シートを外して答えを見るというように
過去問よりはスムーズに進める事ができます。