公務員試験の参考書と勉強法-独学式-

公務員試験に独学で合格するための参考書と勉強法をまとめたブログ

自然科学(物理・化学・地学・生物)

今回の記事では、自然科学科目(物理・化学・地学・生物)の勉強法と参考書について検討します。
 

はじめに:クイマスとスー過去

 
公務員試験の参考書では、クイマスとスー過去の2つがメジャーです。両方とも、
  1. 過去の試験の分野毎の出題頻度
  2. レジュメページ
  3. 問題(過去問)ページ
  4. 解説ページ
と4つのカテゴリで構成されているのが特徴。
公務員試験は過去問の研究が最大の対策法である事から、独学の場合にはこのどちらかのテキストを用いることが基本です(詳しくは参照記事へ) 。
 

参照:スー過去・クイマスについて

www.dokugaku-koumuin.com

 

 

自然科学に関しては、レジュメの量・網羅度が共に高いクイマスを使いましょう(以下で紹介するダイナビでもいいでしょう) 。

スー過去の場合物理・化学・地学・生物の4科目ががこのように
1冊にまとまっているわけですが、クイマスは
の二冊にわかれています。
その分、内容が豊富なわけです。
実際にスー過去の教養本は、科目を詰め込みすぎてレジュメが1ページしかない事もあります。それに対しクイマスの教養本は、レジュメページが1分野ごとに4ページ程度あります。
用語暗記や確認作業の多い自然科学分野で、レジュメページが多いのはすごく便利です。
またもう1つのクイマスの利点として、各分野の章末に簡単な一問一答形式の確認問題が設けられている点です。この章末チェックは、用語暗記の多い知識分野では重宝します。
ただ、クイマスは、(1冊にまとまっているスー過去は特にそうですが)レジュメページが豊富といえど、問題ページがメインなため、理解しにくいというマイナス面もあります。よって初学の場合には、解説本で基礎を抑えてからクイマス(ダイナビ) を解きましょう
ここまでをまとめると、勉強手順は以下のようになります。
f:id:dokugakukoumuin:20170214141336j:image

手順を把握したところで、具体的な勉強法を見ていきましょう。

 

自然科学4科目=物理・化学・地学・生物は全てやるべきか?

 
自然科学に関しては大学受験での科目選択や文理が理解度や理解時間に関わってくるので、何科目をやるべきというのはありません。
ただ、公務員試験全般の合格確実ラインが7割である事を考慮すると、数的など他の科目と合わせた上で27/40くらい取れるようにしておくべきです。
 
それゆえ、
  1. 数的が致命的にできないから自然科学全てをやる
  2. 人文科学と数的ができるから生物だけでいい 
のように比較衡量した上で各自決めましょう
 

自然科学(物理・化学・生物・地学)の参考書と勉強法

 

自然科学の勉強手順:初学科目=センター本→クイマス or ダイナビ,既習科目=クイマス or ダイナビ

 

自然科学(物理・化学・生物・地学) の勉強には、上記で述べたようにクイマスを使用することをオススメします。
ただ、クイマスはレジュメページが丁寧とはいってもあくまで「レジュメページ」であって、初めてやる科目でも容易に理解ができるほど詳細な説明がなされているわけではありません。
よって、既習科目はいきなりクイマスでOKですが、初めてやる科目は導入本の使用を推奨します
自然科学の導入には、センター試験の⚪︎⚪︎基礎の参考書を使うのがオススメです。
なぜなら、センター試験で従来から出題されていた物理I・化学Iなどに加えて物理基礎・化学基礎といった科目が昨今新設され、これら◯◯基礎科目の参考書が、公務員試験の自然科学各科目の初学者に最適だからです。
特に『⚪︎⚪︎基礎の点数が面白いほど取れる本』という参考書は
 
  1. 高校生向けに書かれている本の中でも特に解説が丁寧で理解しやすい
  2. 公務員試験の教養は基本問題しか出題されない
  3. ⚪︎⚪︎基礎科目は、高校卒業程度の教養ランクを図るセンター試験の中でも特に平易な科目
 
といった理由があり、2と3から公務員試験の対策に相応しく、1から特に相応しいものとなっています。
よって、公務員試験自然科学の導入には、これら「⚪︎⚪︎基礎の点数が面白いほどとれる本」を導入として読む事を推奨します。
導入本で全体像をつかんだら、クイマスか下記で紹介するダイナビに移行しましょう

ダイレクトナビのすゝめ

 
  1. クイマスが終わった後の知識補強
  2. クイマスor過去問の代用
  3. 既習の場合の確認
に便利なのがダイナビ。
この本は、全ての問題が過去問の原文そのまま収録されているので問題の質が良いです。

また、赤シートを外す事で問題の答えと解説を同ページですぐに確認でき、右の解説ページで関連知識をチェックできます
つまり、たった1つの見開きで過去問の解答解説から関連用語まで全てを確認できるという事。
関連テーマが近いページに並んでいるのも弱点補強に役立ちます。
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